メイジのいる現代社会その2

ちょっとタイトル変えてみた。

前回のまとめ

「メイジ」が存在するには「魔法」が個人で運用でき、かつ希少である必要がある

なんとアレだけ長々書いて内容はこれだけ。水増しもいいとこだが、気にしないことにする。


で、上記の条件を満たそうと思ったら
「魔法の獲得は極めて困難だが、いったん獲得した魔法の使用や維持は個人でもできるくらい簡単」
という設定にするのが一番わかりやすいだろう。
だが、そうすると魔法は「組織的なアプローチ*1では導入不可能なのに、個人の裁量で獲得できる」という奇怪な代物になってしまう。
とはいえ、この条件を満たす獲得法としてとりあえず以下のものが考えられる。

1:偶然
 風矢さんの仰ってくれた手法だ。魔法が「何の脈絡もなく」ランダムで獲得するものなら組織的な導入は不可能である。

2:遺伝
 メイジの子でなければメイジになることはできない。これなら幾ら一般人ががんばってもどうしようもない。一人で万軍を相手にできる血族を本当に人間といっていいのかどうかは知らんが。

3:危険or困難な試練
 「メイジになるには生還率0.00……001%という試練を越える必要がある」など、組織的に導入するには費用対効果が合わないなら導入を渋ってもおかしくはない。

4:能力に上限がない
 「入社以来鉄屑を仕分け続けて早30年、今では見ただけでその鉄屑の不純物がわかります」など、努力すればするほど際限なくレベルが上がる世界なら……いや、そうなったら常識的に考えて効果的な訓練ができる組織の人間が一番強くなるに決まってる。これは駄目だ。

まあこの辺だろう。おそらく、これらの条件は重複してもかまわないだろう。例えば「極めて危険な試練を超えればメイジになれる。それはそれとしてそいつの子供もメイジになる」とかだ。


とりあえずもうネタが思い浮かばないので今日はここまで。
明日は「1〜3の条件が有史以来公然と知られている世界で果たして近代文明まで発展するか」を考えるため、先に「そもそも近代社会って何?」というのを簡単に考えてみようと思う。

*1:システムとして確立された手法、と言い換えてもいい