なう
最近「なう」という言葉をツイッターとかでよく見かける。
基本的には「自宅なう」などと書いているわけだが、これを無理矢理まじめに考えてみよう。
まず、この言葉は英語の"now"から派生した言語であると推察される。
文末に来て「う」で終わるところを見ると、これは「ワ行五段活用の動詞」であろう。
また「Aなう」のように名詞に直接くっついているところから、これは「する」などと同様名詞にくっつくことで新たな動詞を形成する性質があるようだ。
活用としては五段活用と仮定すると
- 仮定形:なわ
- 連用形:ない*1
- 終止形:なう
- 連体形:なう
- 仮定形:なえ
- 命令形:なえ
というように活用するであろう。
「Aなう」は文脈から察するに
という意味を持つと思われる。
ここから考えると「なう」には「現在何らかの行動を行っている」「たった今何らかの行動を開始した」という意味があるのではなかろうか。
ここで重要なのは「現在の状況や行動」であることを強く強調する動詞であるということである。
そのためか過去形である「た」を伴って記述されることはまずない*6。
したがって音便は不明である。他のワ行五段活用とどうようなら「なっ」という風な活用になるが、多分使われることがないだろう。
とりあえずここまで。