店長のお勧め

よく「店長とかショップのお勧めって要するに大量に在庫がある奴だよな」とよく聞く*1が、冷静に考えたら当たり前の話である。
本気でお勧めするような品物というのは店側が「この品はいいものだorこれは売れる」と思った品物だ。
店舗というのは利益を生むために営まれるものなのだから、そう思ったものは大量に仕入れてしかるべきである。
それが客のニーズと合致して飛ぶように売れれば、さらに大量に仕入れるべきだ。何しろ仕入れれば売れるんだから*2
そんなわけで、何か変な制限がかかってない限り「店長のお勧め」は店に大量の在庫があるはずなのである。
勿論どこかで思惑が外れて大量の売れ残りを抱える羽目になることもあるだろう。ならばやはり店に大量の在庫があるはずである。
そうであろうと、店長が「お勧め」しているという意志に嘘はない。ならば誠実な人物ほど「お勧め」の看板を下ろすことはないだろう。


要するに、因果関係はどうあれ今の日本じゃ「店長のお勧め」ならば一般的には「大量に在庫がある」のだ。
店の悪口でも批判でもなんでもない。間に挟まる因果関係に言及していない以上、何の情報量もない発言なのである。

*1:そして自分でもよく言う

*2:売れても利益が出ないなら、値上げを考えてもいいかもしれない