よくわからない何か

「よくわからないもの」を人は本能的に畏れ、それに気づくと不安を覚えるという。
自分の経験を鑑みるとおそらくそれは真実なのだろう。
だから、古来より人は探求を続け、「よくわからないもの」を消し続けてきた。
逆に、耳目を閉ざして何も知らぬ存ぜぬを貫き通したり
あるいは勝手に「これは俺のよく知ってるものだ」という幻想を抱いたりしても「よくわからないもの」は消える。
勿論後者はただの幻想なので、いざと言うとき幻想が奪い去られると途端にパニックに陥るのでよくない。
横着せず、ちゃんと理解を深めるべきである。


――と思ってはいるものの、自分も楽な道に流れがちだよなぁ。