キャンペーンタイトル“七至宝”

キャンペーントレーラー

“七至宝”
それは→大いなる力を秘めた宝物
ひとつでもあれば人が望みうる願いが瞬く間に叶うという、夢の道具


それは→忌むべき力を秘めた宝物
手にしたものに過ぎたものを与え、堕落へ導くという、呪われし道具


それは→悲しき定めを秘めた宝物
救済を求めながら自らの全てを主に託すしかないという、哀れな道具


これは、そんな宝物に纏わる、亡者と英雄たちの物語


――戯曲集『少女教皇の苦悩』内“七至宝”の冒頭より抜粋――


各PCの大まかな設定

PC1:
魔神と思しき存在を崇拝する秘密組織から少女をつれて逃亡した少年。少女に笑顔と感情を教えてあげるため、組織の追っ手をかいくぐって旅をしている。そのうち自らと少女の運命に深く関わる“七至宝”と出会うことになる。
なお、少女の名称・外見・設定などは「倫理観を良く理解しておらず、善悪の区別がつかない」「PC1の言うことならどんなことでも盲目的に従う」という点さえ守ればGMと相談の上で自由に設定してよい。
また、物語の進行によってはパラモルの誘惑を受ける可能性がある。

いわゆる「女の子のために戦う少年」をやってもらう枠です。
もう変に捻る必要もなく「ボーイ・ミーツ・ガール」をやっていただければ結構です。
件の少女が何というかとんでもなく捻った存在ですので。
……がんばりますw
PCの持ち込みを行う場合「妙な秘密組織に育てられ、そこから逃亡した」「実は変な女の子を連れている」という設定がつきます。さらに、1060年時点で少年であるほうが望ましいです。
それでも構わないなら要相談といったところでしょうか。

PC2:
ジェラルドというバルヴィエステの有力者の子。父であるジェラルドが異端者の村を滅ぼした際につれてきたセリカという少女を助けようとするうち、自らの血に秘められた宿命を知ることとなる。
なお、PC2には特別に非常に強力な格闘武器を所持してもらう予定であるため、アクアのアルカナを推奨する。
また、物語の進行によってはパラモルの誘惑を受ける可能性がある。

一言で言うと「ヤバイ父親に囚われている女の子を助ける」という枠です。
そして、もちろんというかこのセリカという少女も普通の女の子ではありません。
この少女に惚れている男性PCという設定にすると*1どろどろしていい感じですなw
……やっぱりがんばりますw
なお、PC2に渡される武器はぶっちゃけ「主我魔器」なので、魔器や伝家の宝刀にはできません。
そして非常に強力ではありますが、戦闘中常に暴走の可能性が付きまといます。
持ち込みに関しては「実家はバルヴィエステにあり、ジェラルドという有力者の子」「実はその血にとんでもない秘密を抱えていることがわかる」という設定がつきます。
それでも構わないならこちらも要相談です。

PC3:
魔神を崇拝する異端者集団“緋色の糸”を追っている聖職者。“緋色の糸”の動向を追ううちに“七至宝”に関わることになる。
司教、枢機卿、異端審問官、教皇など高位の旧派聖職者を想定している。
また、物語の進行によってはオクルスの誘惑を受ける可能性がある。

「異端者集団を追いながら、それに纏わる教会内の腐敗に立ち向かう」という枠です。
もっとも持ち込みがやりやすい枠といえるでしょう。
PC1や2のような恋愛関係は余りありませんが、政治的には十分どろどろしたものになる予定です*2

PC4:
強力な呪物“七至宝”を捜し求めている。理由は「大切な人を蘇らせるため」「邪悪な呪物を封印するため」など自由に設定してよい。
また、物語の進行によってはベイレムーヴァの誘惑を受ける可能性がある。

始終オープニングで「ここに七至宝があるという噂を聞く」という投げっぱなしで終わる(かもしれない)枠です。
PC3や5とコンビ打ちにした方が動きやすいかもしれません。
PC3と同じく、この枠も持ち込みがやりやすいでしょう。

PC5:
とある村に住んでいたが、その村を異端審問官と名乗る軍に攻め滅ぼされ、とある館のメイドをしているという少女に助けられる。最初から最後まで「村を滅ぼした黒幕を滅ぼす」という目的で行動することになる。
また、物語の進行によってはティネアの誘惑を受ける可能性がある。

始終オープニングで「ここに奴がいるという噂を聞く」という投げっぱなしで終わる(かもしれない)枠ですw
メイドの少女も例によって普通の女の子ではありませんで、ストーリーにちょっとだけ関わってきます。
なお、PC2に出てくるセリカと同じ村の人間ということにして「実はセリカの婚約者だった!」とかやると非常にどろどろしてきますが、流石にやりすぎかと思いますw*3
持ち込みに関してですが、滅ぼされた村を「出身の村」から「やっと見つけた安住の地or第二の故郷」とすれば実は余り制限がないとも言えます。
但し「滅ぼされた村の復讐を誓っている」「なんだか妙なメイドに助けられたことがある」という設定が追加されますが。


推奨アルカナおよび推奨特殊因果律

PC1:オービス/悲しき恋のさだめ
PC2:アクア/不断髪の誓い
PC3:マーテル/沈黙の守護者
PC4:アダマス/特になし
PC5:レクス/復讐者

なお、上記の特殊因果律は「必ず修得しなければならない」というものではなく「これ以外の修得を認めない」というものでもありません。推奨アルカナも同様です。PCの設定にあったものを修得してください。



キャンペーン年代予定と関係する歴史的事件*4

グランドオープニング:1063年までの適当な時間(デフォルトでは1059年末)
第一話:1063年/少女教皇アンゲリア七世即位@ペネレイア
第二話:1065年/北狄征伐隊の大敗@ヘレン・ベルクフリート
第三話:1067年/血の聖女受光祭@ペネレイア
第四話:1069年/三王会戦@ケルバー
最終話:年代は秘密/最終決戦@場所も秘密

*1:あるいはファザコンの女性PCという設定にすると

*2:主に私の心の平衡のためにw

*3:もちろんPC2がそれでよく、ガチのPC間バトルにならなければ私は一向に構いません

*4:なお、アクトの年代と内容は予告なく変更される場合がありますので、予めご了承ください