アクトタイトル:鏡像

アクトトレーラー

時は西方暦1061年。ケルファーレン公国に動乱の嵐が巻き起こった時代。

 ケルファーレン公国ザールハイム伯が急死し、跡を継いだ一人娘が近隣の諸侯を攻撃するという事件が起こった。
 侵攻は瞬く間に進み、エミリアが幾人かの英雄によって誅されるまでの間、ザールハイム領内外の民は恐怖にさいなまれることとなった。
 だが、その事件の裏に1つの“鏡”が関係していたことを、知る者は少ない。


ブレイドオブアルカナ 3rd Edition
“鏡像(Mirror Image)”

――アルカナの刃よ、偽りの鏡像を潜り抜け、真実を掴み取れ――


PC人数:3〜5

消費経験点:0〜20程度。21以上は要相談

ハンドアウト

PC1 因縁:幼子;エレミア  推奨アルカナ:グラディウス
 気まぐれか、はたまた身についた性か、とにかく君は行き倒れの少女を助けた。旅には明らかに不向きなドレスをまとった彼女は君に礼を言うと、真剣な瞳で君に頼んだ。
 「私はザールハイム伯の令嬢エレミア。私の偽者を、倒す手助けをしてください」と。
 ……どうやら、君はとんでもない拾い物をしてしまったようだ。

PC2 因縁:幼子;所領の民  推奨アルカナ:コロナ
 君の領土は今、ザールハイム伯令嬢エレミアの召喚した闇の眷属の軍団に攻め込まれている。家臣たちはよく戦っているが、それもいつまで持つかわかったものではない。
 そんな折、君は奇妙な話を聞いた。彼女が自分にそっくりな少女を探索しているという。
 あるいは起死回生の策となるかもしれない。君の直感がそう告げた。

PC3 因縁:不審;エレミア  推奨アルカナ:アダマス
 君の知っている伯爵令嬢エレミアは、儚げで今にも消えてしまいそうな女性であった。だが父である伯爵の死から彼女は豹変し、おぞましい魔法の力を使って悪魔を使役する恐ろしい魔女へと変貌してしまった。
 これは裏に何かあるに違いない。君はそう信じ、彼女の事を調べてみることにした。

PC4 因縁:忘却;“鏡”   推奨アルカナ:フィニス
 君はある魔神が作り上げたという“七至宝”の1つ、“鏡”を追っている。“鏡”はありとあらゆるもののコピーを作り上げるという恐ろしい魔力を持つという。もし悪用されれば、どんなことになるかわかったものではない。
 長年の探索の結果、“鏡”は流れ流れてザールハイム伯の家宝として保管されていることを知った。
 君は、はやる気持ちを抑えながら、ザールハイム領へ向かった。

PC5 因縁:ザールハイムの悪魔  推奨アルカナ:アルドール
 君は強者を求めて彷徨う一匹の修羅だ。
 何でも、ザールハイム伯が代替わりし、跡を継いだ令嬢が大量の悪魔を使役して近隣を襲撃しているという。
 悪魔の軍団などと戦える機会などそうはない。君はザールハイムへ急行した。

各PCには以下の設定がつく

  • PC1:エレミアという少女を助ける
  • PC2:ザールハイムに攻め込まれている領主
  • PC3:ザールハイム伯に仕える騎士である
  • PC4:秘宝“鏡”を探している
  • PC5:強者を求めている