アクトタイトル“魔神の刃と無垢なる瞳”

アクトトレーラー

時は、ハイデルランドが皇帝と姫君の間で揺れる1070年


厳重なる封印を施され、二度と世に出るはずのなかった秘法
七至宝が一柱“刃”
その封印を奪い取り、強大な力を我が物にせんとする魔神
“渇望の魂”マリーシャ
その魔神の野望を打ち砕き、世の平穏と己が明日を護ろうとする者達
“刻まれし者”
互いに譲れぬものをかけ、光と闇の壮大な戦いが始まる


ブレイドオブアルカナ“魔神の刃と無垢なる瞳”


幾万の騎士も魔法の槍も “刃”にとっては赤子も同じ
驕らず恨まず諦めず その心こそ頼みなれ


全体的な注意事項

  • 今回のアクトは“涙鏡の瞳”を前面に出したアクトである
  • そのため、PC1でなくても誰かが特殊因果律“涙鏡の瞳”を所持していることが望ましい
  • また、普通の戦闘系PCを投入するとラスボス戦で性能を十分に発揮できない可能性がある


レギュレーション

年代:1070年
使用経験点上限:100点まで無制限、それ以上は要相談
エピックプレイ:採用
特殊因果律:要相談


各PCには以下の設定がつく


ハンドアウト

PC1:とんでもないお人よしである
 推奨特殊因果律:涙鏡の瞳
PC2:七至宝という強大な呪物である
 推奨特殊因果律:裏切り
PC3:故郷をマリーシャに滅ぼされた
 推奨特殊因果律:復讐者
PC4:リディアという姫に仕えている
 推奨特殊因果律:出ることのない杭
PC5:マリーシャ退治を命じられる
 推奨特殊因果律:妖精将軍


ハンドアウト

PC1 因縁:○幼子/リディア=プリーエンツ 推奨アルカナ:アングルス
 君がシュパイヤーマルク辺境伯領を旅している最中、若くて綺麗な女性が名状しがたき化物に襲われているのを見つけた。何とかそいつらを追っ払うとその女性、リディア=プリーエンツは礼を言い、そして貴方の力を貸して欲しいと告げた。なんと、強大な魔神がこの地を蹂躙しようとしているのだという。俄かに信じがたいが、そんなことを言うならさっきの名状しがたき化物も信じがたい代物だ。あれが魔神の仕業というなら確かに納得はいく。
 もちろん、君の返答は決まっていた。困っている人を見捨てるなど、君の選択肢にはないのだから。

PC2 因縁:○自身/“刃”     推奨アルカナ:ステラ
 強大な力を持つ七至宝が一柱“刃”。君の弟である。彼はかつて君の前に現れ、強大すぎる力を持った己を封じるように願った。そんな彼が、千年以上ぶりに君に念を送ってきた。曰く、何者かが自分を奪い、君の施した封印を解放しようとしているという。そうなれば自分ではどうしようもないため、君に止めて欲しいという。
 もとより、七至宝の力を世に出すつもりなどない。君は“刃”の発する念を頼りに、その不届き者の居場所を探すことにした。

PC3 因縁:○告発/マリーシャ       推奨アルカナ:アダマス
 ある日、旅路から久方ぶりに故郷に戻った君を待っていたものは、瓦礫と化した町並みと、あの優しかった人たちの変わり果てた姿だった。
 そしてそれから幾星霜、長年の探索の結果、君の故郷を滅ぼしたのはマリーシャという魔神だという情報をつかんだ。そしてその魔神はある強大な力の封印を解き、その力でこの世界に災厄を巻き起こそうとしているという。
 このままにしておくわけにはいかない。君は奴が封印解放の儀式を行っているという場所、陰りの森に向かった。

PC4 因縁:○主従/リディア=プリーエンツ 推奨アルカナ:オービス
 君は今、プリーエンツ家の血を引く姫君リディア=プリーエンツに仕えている。そんな彼女のもとに陰りの森近辺の民から直訴状が届いた。なんでも陰りの森から大量の闇の眷族が沸いて出てきており、付近の集落や都市から収奪を続けているという。そこで彼女は騎士団を指揮し、君に留守居を命じて出立した。
 だが、その後騎士の1人が瀕死の状態で戻り、騎士団の全滅を告げた。リディア姫は何とか落ち延びさせたが、現在行方が知れないという。
 なにやら嫌な予感がする。君は最小限の手勢を連れ、リディア姫の探索に向かった。

PC5 因縁:○強敵/マリーシャ       推奨アルカナ:アクア
 君の主が今回命じたのは魔神退治だ。何でもマリーシャという魔神が陰りの森で邪悪な儀式を行い、強大な力を持った呪物の封印を解こうとしているという。その力がマリーシャの者となれば、ハイデルランドはおろか全世界の均衡が崩壊してしまうだろう。
 主の命となれば断る理由はないが、相手はさしもの魔神である。君はひとまず他に力になりうる存在を探すことにした。


PC間因縁は「PC1→PC2→PC3→(PC4→)(PC5→)PC1」ととる。ここで「PCx→PCy」とは「PCxが“因縁/PC2”を持つ」ことを意味する。